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ベビーカシミヤ

内モンゴル

このとても柔らかい、超極細繊維はカシミヤヤギの子供の下毛のみから得られます。ロロ・ピアーナが最も貴重なものすべてに相応しい注意を払って加工する、少量の純粋な繊維です。

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純度30グラム

カシミヤは、キャプラヒルカスの下毛から作られますが、ベビーカシミヤは子ヤギが1歳未満のときにしか採取されません。その結果、直径わずか13.5ミクロン(1ミクロンは100万分のメートル)の非常に細く柔らかい繊維が30グラムだけ取れます。

 

カシミヤヤギはアジアの山岳地帯、特にモンゴルと内モンゴルに生息しており、そこは食べ物も水もほとんどなく、夏は猛暑で、冬は極寒の、ほとんどの部分が人を寄せ付けない荒涼とした砂漠地帯です。このような過酷な環境で生き延びるために、これらの恐れしらずの小さい動物には、粗い外毛の下に、空気を閉じ込めて体温を一定に保つために効果的な、とても細かい繊維でできた、肌の上のアンダーフリースのような寒さを保護する余分な層が発達しています。この柔らかいマントルがカシミヤの原料です。

 

ベビーカシミヤで作られた服をを着るということは、それがスカーフであれセーターであれ、柔らかな抱擁に包まれる事を意味します。

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責任あるカシミヤの基準を高める

2019年以来、ロロ・ピアーナは特に中国における責任あるカシミヤサプライチェーンの認証プロトコルの定義に積極的な役割を果たしてきました。動物福祉国際協力委員会(ICCAW)と持続可能な繊維連合(SFA)と提携して規格の草案を作成し6つのパイロットプロジェクトの一つに参加しました。この取り組みにより、2021年にカシミヤの最初のバッチが認証されることになりました。

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ベビーカシミヤはピエールルイージ・ロロ・ピアーナの発案によるものです。中国のヤギ牧畜民を訪れた際、キャプラヒルクスの子供の繊維に出会い、目利きの彼はそれがいかに細かくて柔らかいか、そして「赤ちゃんの髪に触れているような」ものであることにすぐ気付きました。含まれる繊維の量がわずかであるため、牧畜民達に、大人と子供の繊維を分けて選別するように説得するのに10年かかりました。一方、イタリアでは、メゾンはベビーカシミヤのとても繊細な一貫性を尊重し、その自然な特性を際立たせるために、どのように糸を紡いで織るのが最適化を見つけるため、ベビーカシミヤの実験を始めました。10年後、その配合は完成し、ベビーカシミヤは驚くべき柔らかさの商品として、最初はニットウェア、次に生地やアウターウェアに加工され始めました。それは即座に成功を収め、ロロ・ピアーナの新しい卓越性となりました。